令和3年 予備試験論文の成績
前略、落ちました。
こんにちは。寒くなってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
結果及び成績のご報告が遅くなりまして申し訳ありません。色々考えるところがあり、
頭の整理がつかない状況が続いておりました。
今回は成績の感想とこれからのことについて書こうと思います。
1 落ちた時の心境
あまり実感がわかなかったです。悲しみというより一種のパニック状態に陥っていたような気がします。とりあえず報告しなきゃと思って、家族や友人に連絡しました。その後は働かなきゃーとか思っていくつかの会社にエントリーしてました。
ただ翌日からだんだん実感が湧いて落ち込んできました。同じ受験生ブログでの合格報告を見るのが特に辛かったです。自分だけ出来損ないなのかみたいな思考をしてしまいました。
2 成績の感想
◆各教科について予想とのギャップ
予想より悪かった:憲法(E)・商法(D)
予想通り悪かった:民訴(F)
予想より良かった:行政法(A)
予想通り良かった:刑法(A)
◆総合的に見て
各教科のランクの数や割合だけで言ったら、合格者とのそんな変わらない気がします。気のせいですかね。ただ点数が合格最低点の19点くらいマイナスなので全然たりてないですね。受験者全体での点数の位置はというと、上位32%みたいです。一方で上位18%が合格なので惜しいとも言えないですね。
3 敗因分析
答案をほとんど書いたことがなかったのがミスだったなと感じてます。内容的には答案の型がわからなかったり、表現力もないのにその場で論証を作ったりしたせいで「論文」として成立しない文章になったのかと。あと、時間も足りずめちゃめちゃ汚い字で書いたのも心象を下げたような気がします。(敗因を分析するのに自分の再現答案がないのが辛いですが、再現できない程のはちゃめちゃな答案を書いてしまったのでしょう。)
加えて、自分の弱点と向き合わなかったのも問題だと思います。毎日3〜4時間ほど重問をやっていたのですが、司法の犬さんと同じように取り組めばいいだろうと楽観視していました。どこかで自分は平均より頭が良いと驕り高ぶっていた部分があったのだろうと思います。それによって成功した先人の方との得手不得手の違いを無視した戦略に成り下がっていたのだろうと思います。
◆対策
点をもらえる答案を書けるように、伊藤塾の答練を利用します。時間内に書き切ること、型的にも字的にも読みやすい答案を書くことようになれるのではと。また、順位が出るらしいので相対的な立ち位置が分かることで、モチベーターになったり、どの程度の答案が合格レベルなのかといった目標を明確化することもできるのではないかと思います。
さらに自分の弱点である勉強時間の少なさと暗記不足にも取り組みます。前者は心理対比など使用して取り組んでいますがなかなか失敗が多いです。後者についてはankiアプリを使用するつもりです。論証集を買おうとも考えましたが、重問や答練の論証の暗記と、教科書や判例から自作の論証を作成する方向性で行こうかと思います。
4 最後に
落ちた原因は実力も運も足りなかったことにあると思います。運に左右されない実力と、運を味方につける人格と、サイコロを振り続けるレジリエンスとが必要だなと感じてます。
私は昔から失敗の連続でした。野球、テニス、バイオリン、大学受験などさまざまな分野で抜きん出るべく努力をしましたが、いずれも思ったような成果を出せませんでした。それでも諦めきれず昨年の7月に退職して主観的に1年合格をしようと思い立ちました。思考を変え、習慣を変え、自分は別人なんだ。次こそ成功するんだと自分を奮い立たせていました。
相変わらず失敗ばかりの人生ですが、そんな自分を受け入れることには成功したいです。
お読みいただきましてありがとうございました。